|
|
税抜経理と税込経理 どっちがいい?消費税の課税事業者となった場合、「預った消費税」と「支払った消費税」を記帳しなければいけません。この記帳の方法には「税抜経理」と「税込経理」の2種類があります。 「預った消費税」を「仮受消費税」、「支払った消費税」を仮払消費税として区分経理する方法です。 取引金額を全て税込金額とし、消費税分を区分経理しない方法です。 税抜経理は取引ごとに「預った消費税」「支払った消費税」を計算する必要がありますが、税込経理ではその必要がありません。事務手続き面では税込経理のほうが楽に記帳できます。税抜経理を採用するには会計ソフトの利用が欠かせません。 会計処理/試算表の比較実際に税抜経理と税込経理の違いを比較してみましょう。
二つの試算表(P/L)を比較して分かるように、税込経理のほうが利益額が大きくなっています。(取引が売上及び経費しかない場合には両者の利益額は一致します) 税抜経理と税込経理 節税の比較 どちらがお得?交際費課税 現在(H25.4.1~H26.3.31までの間に開始する事業年度)、資本金1億円以下の中小法人では、年間800万円までが経費として認められ、800万円を超える部分の金額は経費から除かれます。交際費が年間1,000万円であれば、800万円を超えた部分の200万円が経費となりません。 この金額基準は会社が税込経理であれば税込で、税抜金額であれば税抜で判断することとされています。 例えば年間交際費を1,080万円(税込)とすれば、税込経理の場合には1,080万円-800万円=280万円が経費から除かれますが、税抜経理の場合には1,000万円-800万円=200万円となり、税抜経理のほうが80万円経費から除かれる額が少なくなり有利となります。 資産購入 資産を購入した場合、それを経費とするか資産とするかは金額により区分されています。この金額基準も、会社が税抜経理か税込経理かで判断されます。 例えば税込10万円のパソコンを購入した場合、10万円以上の金額は資産計上することとされていますので、税込経理であれば購入時に経費とはできず、資産としなければいけません。 一方税抜経理の場合、税抜金額は92,593円で10万円未満となり、購入時に経費とすることができます。 |
お問合せ |サイトについて |免責事項 | |
運営:総合事務所 〒150-0006 東京都渋谷区南平台町2-17 日交渋谷ビル Copyright © 2004-2020 総合事務所. All rights reserved. 無断転載・転用を禁じます |